耳鳴りやめまいは、冷えた時に起こっていませんか? 耳鳴りとめまいの原因のひとつに低体温が関係しているとも言われています。低体温は耳鳴りやめまいにどのような関係があるのでしょうか。
耳鳴りとめまいは血流が関係している
耳鳴りが起こっている時、めまいも一緒に感じている事はありませんか。また季節の変わり目に起こりやすいめまいは、血流減少によるものが多いと言われています。首から脳幹、小脳、内耳へは血液を送る椎骨脳底動脈というものが通っているため、血流が滞ると平衡感覚を失ってめまいにつながることがあります。血流が原因であれば体を休めることで症状は治りますが、頻繁に起こるようであれば医師に相談する事をおすすめします。低体温は血流の減少をおこすため、耳鳴りやめまいが起こりやすくなります。耳鳴りは耳の近くの血管で血流障害が起こると、その音が耳鳴りとなって現れたりもします。
免疫力低下も耳鳴りに関係がある
低体温になると、免疫力が低下します。そのため、内耳や中耳が細菌に感染し、炎症を起こして耳鳴りになる場合や、免疫力低下によってヘルペスウィルスなどによって帯状疱疹になり耳鳴りが起こる場合もあると言われています。
肩こりや頭痛と耳鳴り
肩こりは長時間、同じ姿勢でのデスクワークなどでも起こりますが、低体温によって血液循環が悪くなることでも、肩こりは起こります。肩こりは頭痛へとつながり、耳鳴りが併発する場合もあります。
めまいは耳とも関係がある
耳が原因でめまいをおこす疾患がいくつかあります。メニエール病や前庭神経炎、突発性難聴、聴神経腫瘍など、耳と深く関係があります。耳から生じるめまいは何度も同じめまいを繰り返す事が多いと言われています。
まとめ
ストレスの多い現代社会では、ストレスからくる耳鳴りやめまいなど、原因が特定しずらい症状が多いと言われています。また低体温によって血液循環が悪くなる事で、肩こりや頭痛が起こったり、免疫力が低下したりします。これらは耳鳴りやめまいを引き起こします。低体温が直接の原因ではないかもしれませんが、低体温は体の様々な部分に悪い影響があるため早めに改善するように心がけましょう。たかが耳鳴りと甘く考えていると重大な病気を見落とす可能性があるという事もお忘れなく。