低体温に効果抜群!温罨法とは?

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温罨法を行うことで低体温による血管の収縮が解消され、それに伴い血液やリンパ液の循環が促進されることによって、体の冷えが解消され低体温からくる症状を緩和することができます。

温罨法の種類

湿性と乾性があります。湿性は蒸しタオルなどを直に患部に貼付する方法で、乾性は冷めないことを優先しすもので、温熱刺激を与えるものを袋などで覆い包んで貼付する方法です。湿性の方が乾性よりも熱伝導率は高いです。
湿性にあたるものは温湿布、蒸しタオル、ホットパックなどで、乾性にあたるものは湯たんぽ、アンカ、カイロ、電気毛布などです。

湯たんぽの使い方

なかでも湯たんぽは手軽で、何回でも利用でき、安価ということもあって利用しやすいものです。ただ、温度が調節しにくいというデメリットがあります。長時間、皮膚にあてると低温やけどを起こす危険性もあります。
使う湯の温度、あてる場所、ふたがとれないように注意するなど、使う際は気をつけることが必要です。
ゴム製の湯たんぽは60℃程度の湯温、金属製の湯たんぽは80℃程度の湯温がいい、といわれています。湯たんぽには必ず専用のカバーをつけることはもちろん、可能であれば更にバスタオルなどで包むことによって長時間の使用も可能になります。さらに体に直接あてないとか、あてる場合はあてる場所をこまめに変えることも必要のようです。

まとめ

低温やけどは湯たんぽのみならず、電気あんか、電気毛布、カイロなどでも起こります。子供や高齢者、糖尿病などで神経障害や知覚障害になっている方、泥酔している場合などは低温やけどにかかる危険性も高いので、気をつけて使用することが必要です。
温度の低いお風呂の残り湯を使ったり、または寝具を温めるためだけに使うなど湯たんぽの使い方を工夫することで低温やけどを防ぐこともでき、かつ湯たんぽの使いよさを実感できることにもつながります。

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