【夏注意!】 熱中症と低体温の関係について
低体温の人は熱中症を起こしやすいといわれています。人間の体は、汗をかくことによって体温を調整しています。低体温になると汗をかくことも少なくなるので、それに伴って体の汗腺機能が低下します。そのため、真夏のような急な気温の上昇に対応できずに熱中症にかかりやすくなるわけです。
真夏に身近なところで起きる低体温症
夏のジョギングやマラソンで急な天気の変化で風雨が強くなると、低体温症になる危険が起こります。
多量の汗をかいているうえに、雨が降って体が濡れ、強い風のせいで体温が奪われて低体温症を引き起こします。
体の震えがとまらなくなり、ひどい時は歩行困難にもなります。
低体温を解消して熱中症にかかりにくくする
低体温を防ぐためには、やはり生活習慣を改善する必要があります。
①年齢に応じた運動習慣を身につける
高齢になると基礎代謝が低下して、それにつれて体温が下がります。
また年齢を問わず、運動不足は、汗をかく習慣が減るので汗腺機能が低下して低体温になりやすくなります。
②睡眠を十分にとる
寝不足ですと疲労が蓄積しやすく、体の機能が低下します。また、寝る前には水分を補給して睡眠中の発汗を促すようにすることも必要です。
③栄養をしっかりとる
食事で熱を産出するのです。落花生やモロヘイヤ、かぼちゃなどに多く含まれるビタミンEは血流改善に効果的です。その他では、玄米や豚肉、うなぎに多く含まれるビタミンB1は代謝をよくしてくれます。脂肪を燃やすには、とうがらしを使った料理もいいでしょう。
まとめ
体温は風邪をひいた時ぐらいしか測らない人も多いと思います。しかし、自分の平均的な体温を知っておくのは重要なことです。脇の下の体温が36.5℃前後なら、体の中核の深部温度は37.2℃前後で、一番新陳代謝が活発になる体温です。その体温を目標にしましょう。