【調査】ブドウ糖と低体温の関係とは?
低体温は日常生活に支障をきたすだけではなく、重篤な病気を引き起こす原因となります。低体温予防と改善にはブドウ糖は、かかすことができないものだという事をご存じでしたでしょうか。では、ブドウ糖と低体温はどのような関係があるのでしょうか。
デンプンがブドウ糖となるまで
子供の頃、理科の時間に一度は聞いた事があるブドウ糖ですが、主な役割は私達が体を動かすために必要な、エネルギーや熱となります。ご飯やパン、穀類やとうもろこし、いも類に含まれるデンプンがブドウ糖となります。デンプンは唾液に含まれている消化酵素のアミラーゼによって麦芽糖に分解され、その後、小腸でマルターゼという消化酵素によってブドウ糖に分解されます。ブドウ糖になることで、体に吸収できるようになるため、ブドウ糖は小腸内の毛細血管から吸収されます。一部は肝臓でグリコーゲンに形を変えて蓄えられますが、残りは体全体に送られて、体内の酵素の働きでエネルギーや熱に変化します。
ブドウ糖と体温維持
ブドウ糖が体全体に送られる事で、体温は保たれているため、ブドウ糖が不足すると体温が保てなくなるという事です。その結果、低体温へとつながってしまいます。ご飯などの炭水化物を抜くダイエットをする方がいますが、ブドウ糖が不足し体温が保てなくなる事で、代謝が下がるため、ダイエットは難しくなります。体温を保つ事は美容と健康の基本です。ご飯を良く噛んで、効率よくブドウ糖を体内に取り込む事をおすすめします。体温維持にはブドウ糖は不可欠なものですが、ブドウ糖をエネルギーや熱に変化させるには、ビタミンやミネラルが必要です。現代の食生活はビタミンやミネラルが不足しがちなので、バランスの良い食生活をこころがけましょう。
まとめ
低体温改善のために、様々な食材やレシピの情報が多い現代ですが、日本人が昔から食べている身近なものである「ご飯」は低体温改善には、はずす事ができないと言っても過言ではないでしょう。ご飯から分解されてできたブドウ糖はエネルギーや熱に変わり、体温を保ってくれるため低体温の予防や改善につながります。